将来のための投資あれこれ・たまにねこ

リタイア後のための資産形成をインデックス投資を中心にしています

投資に向いてない人とは

投資に向いてない人とはどんな人でしょうか?

 

・日々の生活に手一杯の人

・入金力のない人

・ギャンブルが好きな人

 

いろいろな意見があると思いますが、一言でまとめてと言われたら、私は

『自分で考えることが出来ない人』

だと思います。

 

・日々何とか生きてくのが精いっぱいで、とても投資する余裕なんてない

・投資はギャンブルだ

などが投資をしない人の意見だと思いますが、本当にそうでしょうか?

 

投資する余裕がない?

今の日本で、本当に日々生きてくだけで精いっぱいの人は果たしてどれだけいるのでしょうか?もちろん、そういう方もいると思います。ましてコロナ禍ですし。

でも、単に身の丈にあってない生活をしているだけの人も結構いると思います。

節約する方法はいろいろあります。ネットでちょっと調べるだけでも、これでもか!ってほどでてきます。

そして、月5000円でも1万円でも、節約した分を時間をかけてコツコツ投資すれば、複利の効果でだいぶ将来の不安は減らすことができます。

 

投資はギャンブル?

全ての投資がギャンブルであるなら、銀行預金もギャンブルだと思います。

『将来もインフレはおきない、かつ日本の銀行が破綻しない』ことに賭けているギャンブルです。

 

世界の巨大な富は銀行預金されていると思いますか?

株価が大暴落し、未来永劫復活しないとすると、世界の巨大な富はどうなると思いますか?

そんなときに、何十年も成長しておらず、もはや先進国とも呼べない日本で、銀行の預金が無傷でいられると思いますか?アメリカがくしゃみをしたら、日本は風邪をひくといわれるようなグローバル社会なのに。

株式投資より、日本の銀行預金だけのほうが、よっぽどギャンブルですよ。

 

ただ、投資資金をねん出し、投資とギャンブルは異なることを理解しても、自分で考えることが出来ない人は、やはり投資には向いてないと思います。

多いのが、投資経験が多い人、実績にある人のいうことを盲目的に信じる人で、こういう方も向いてないと思います。

なぜ盲目的に信じるのですか?世の中、年功序列なんてとっくに崩壊しています。経験はあったほうがいいですが、経験だけでは意味がないです。成功体験が足かせになることもあります。今の日本がいい例です。ネットもなく情報が紙でしか入らなかった時代は経験=知識のような状態でしたが、今は違いますよね。アウトプットは知識×経験×エンジン(自分の頭)で決まります。エンジンがゼロならアウトプットもゼロです。

そのことを他の人が言ったら同意しますか?例えば『今はxxが買い時だ。理由はこうだー』とか。他の人が言っても同意するなら良いです。例えば資産運用なんかまったくやったこともないオカンが同じことを言ったとしてそう思うなら良いです。でも、思わないとしたら、なぜ同じことをオカンが言ったら同意しないのに、赤の他人の言ったことに同意するのですか?

貴方のことを本当に大事に思っているオカンの言葉と、赤の他人の言葉(例えば、過去の成功体験をひけらかして視聴回数を稼ぐことを目的としたYouTuber、貴方の資産増加ではなく、自分の売り上げ確保が目的の銀行員)どっちの言葉が信じるに値にしますか?少なくとも人間の信頼度の観点では、オカンの言うことを信じるほうが理にかなっていますよね。それを覆すにはそれなりの理由が必要です。その理由が『オカンは投資なんてしたことなくて、xxは経験豊富で成功してるから』なんてお粗末な意見なら、投資なんてしないほうがいいと思います。少なくともxxにとっては貴方の資産が増えるか減るかなんてどうでもいい話なのですから。

f:id:chiro-hyou:20211204115407p:plain

 

ここからは蛇足です。

格差是正とか、政治家が選挙のため(自分の保身のため)に、一見受けの良いことを言っていますが、格差が縮まれば、貧困層は豊かになるのですか?

 

パターン1:

・富裕層:100→50

貧困層:1→2

パターン2:

・富裕層:100→1000

貧困層:1→10

 

仮に貴方が貧困層だとしたら、どっちが良いですか?

 

私はパターン2のほうが良いです。

パターン1のほうが格差は縮まりますが、パターン2のほうが10倍も経済的に良い生活を送れるようになりますし、手元の資産が増えれば、資産をさらに増やしやすくなるからです。

 

格差があること自体が許せない?

世界的に見れば大したことない日本のチンケな富裕層と比較することに、何の意味があるのですか?

仮に意味があるとしたら、なぜ世界の富裕層とは比較しないのですか?

大事なのは、人と比べた格差がどうか?ではなく、自分がどうなるか?ではないのですか?

 

しかも、上記は単なる数字あそびですが、実社会では、パターン1はかなり難しいと思います。なぜなら、富裕層が100→50になるということは、関連する事業などの社会活動が縮小しているわけで、その影響は貧困層にもきます。この状態で貧困層が1→1以下になることはあっても、1→2はかなり難しいです。国家として社会主義の道を選ぶとかの方法になる気がします。

今の日本は資本主義社会の名を借りた社会主義国家になりつつあります(個人的には社会主義国家の色合いのほうがもはや強いと思っています)。今までの岸田政権の政策をみてると、その動きはさらに加速しそうな勢いです。新しい資本主義=1億総貧乏社会、日本の発展上国入りの実現も近いかもしれません。

 

現役世代は、自分で資産を増やすことを考えないと、本当に人生積むと思います。

国がiDeCoやNISAのような制度を用意しているのは、現行の年金制度”だけ”では今後はダメということを言ってるのではないのですか?

ちゃんと自分で考えることができれば、今の現役世代は、投資をしないという選択肢はないと思います。

ちゃんと自分で考えて、その結果、投資をしないという判断をしたのであれば、それはそれで大丈夫だと思います。例えば、月に1億くらいその気になればいつでも稼げるって人は、投資なんてして金融資本を増やすより、その恵まれた自己資本、社会資本に磨きをかけるほうにお金を使うほうがいいかもしれません。

所詮、お金はどこまで行ってもただの道具ですし。