2022年上半期状況
2022年上半期の資産状況です。
上半期は下落の一途でしたね。全米の主要なインデックスも軒並み下落です。
・S&P500:↓ 21.08%
・CRSPUSトータルマーケット:↓ 22.40%
・NASDAQ100:↓ 30.29%
ということで、この上半期は淡々と積み立てを続け、週間騰落率がー5%以上になったときに、ちょっとだけさらに買い増しをしました。
アセットアロケーションとしては、以下のような感じです。ほぼ米国ですね。
総資産は、以下のような感じで2022/6末で3350万円ほどです。
横軸が分かりにくいですが、2021年から三カ月毎にプロットしたのが下図です。
(縦軸は金額です)
円安の影響でさほど投資信託の目減りはしてないですが、マイナスです。
ただ、入金でカバーしてトータルでは多少のプラスになっています。
まぁ、下がるときがあるのは仕方ないので、淡々と積み立てを続け
・価格が上がれば、素直に喜ぶ
・価格が下がれた、安く買えたと喜ぶ
をひたすら目標額に到達するまで、継続するのみです。
証券会社について
証券会社について
証券会社に口座を持つことは、これからの時代は必須だと思っています。不要な口座を持つ必要はないですが、場合によっては証券会社の口座は複数持つことも検討すべきだと思います。
私の場合、今までは、メインはSBI証券、サブとして楽天証券を使っていました。ただ、最近の楽天証券は改悪続きなので、どの証券会社にすべきか見直しました。
どこの証券会社がいいか?はネット(YouTubeやブログ等)に溢れていますので、各証券会社の比較はここでは割愛し、私がどの証券会社を使っているか?とその理由だけ記載します。
私の場合、証券会社は以下の口座を持つようにします。
・メイン口座:SBI証券
・サブ口座:マネックス証券
・口座保持:楽天証券
理由は以下の通りです。
メイン口座:SBI証券
証券会社のサービスを総合的に比較すると、SBI証券が一番だと思います。そのためメインの証券会社はSBI証券のまま継続します。特に気に入っているところは以下です。
・投信マイレージ
投信の実質コストも安いうえに、投信マイレージも頑張っていると思います。
・為替コストが安い
住信SBIネット銀行の外貨定期積立だと、ドル円の為替コスト(手数料)は、1米ドルあたり2銭で、私が知ってる限り最安です。海外ETFの外貨決済などで重宝します。
その他、私にとっては細かいメリットは多いですが、デメリットは特にないです。巷では”画面が見ずらい”のコメントがありますが、画面ははっきり言って個人的主観にすぎませんし、”慣れ”が大きな要因ですので、デメリットとは思いません。
サブ口座:マネックス証券
マネックスカードのクレジットカード積立で1.1%のポイントが付きます。ここは将来のための長期資産形成を目的とする場合、魅力になりますので、カード積立の上限の5万円分はマネックス証券で実施しようと思います。投信保有ポイントプログラムもありますし、サブ口座としてマネックス証券を使うようにします。
現在、口座開設を行い、マネックスカードを申請中です。カード受領次第、積立設定をする予定です。
口座保有だけ:楽天証券
マネックス証券のクレジットカード設定が終わったら、楽天証券のカード積立設定は中止するとともに、主要な投信はSBI証券へ出庫(移管)する予定です。
一番の決め手は楽天証券で投資信託を ”保有” することのメリットが全くないからです。私の場合、将来のための資産形成が目的ですので、”保有” することに意味がなくなると使う意味がなくなります。
もちろん、ポイントなんてつかなくても、その分、他の証券会社と比較して実質コストが安いとか、魅力的な商品が多いとかであれば良いのですが、今の楽天証券はそうなっていませんし、楽天のビジネスモデル、強味を考慮すると今後そうなるのも難しいなと思いました。ただ、今後改善していく可能性もありますので、口座は残しておいていつでも再開できるようにしておきます。
ネットでは、楽天証券を擁護する意見も多いですが、私にとってはメイン、サブ、どちらとしても使う理由になるものはなかったので、上記のようになりました。
証券会社については、どこが良いと一概に言えるものでもないので、自分の状況を加味して自分で考えて、結論を出すのが大事だと思います。
ねこと子育て
近年のネコ人気で、ネコの動画や写真などをネットやメディアで見ない日はないと言っても良いくらい、ネコの情報は巷に溢れています。
でも、ネコを飼っている人ならみなさん思うと思いますが、やはり、自分のうちの猫が最高にかわいいです。
ネコはこちらの都合を考慮してポーズなどとってくれないので、公開できる写真や動画にするには、運と根気とスキルと準備が必要なので、残念ながら私は公開できる写真などはほとんどありませんが、ネットに出ているような愛らしい姿を実際にみることはできます。
へそ天、すりすり、グルーミング、そばで寝てる、膝陣取り、スーパーのビニール袋などへのダイブなど、いとおしい姿を毎日のように体験できます。
ただ、良いことばかりではありません。
命を預かるわけですから、育てるためにお金もかかります。食事代、トイレ代、おもちゃ代、治療費、健康診断費用など。
いろんなものを壊すし、汚します。しょっちゅう食べたものを戻します。
昔は海外旅行なども良く行きましたが、ネコがうちに舞い込んで以来、もう10年以上ほとんど旅行をしたことがありません。ネコのストレスを考えるとペットホテルなどに預けるのも気が引けますし、高齢の部類に入ってきたので、今では1泊2日が限度、年に1回するかどうかって感じです。
でも、その分、癒しをくれます。本当に大切な家族です。
少し話はそれますが、コロナ禍で子育てが大変だという話題が良くでます。最近では、政府の支援金支給に関して、毎日のようにネットに出ていました。
『子育ては大変だ』
確かにそうだと思います。ただ、大変なことばかりではないはずです。一生を過ごしたいと思えるパートナと結ばれ、その人との子供を授かり、子育ては大変でも、その何倍も得るものがあるはずです。ある意味、『親』という属性を得られたのは最高に恵まれた人たちのはずです。それにもかかわらず、子育てが罰ゲームかと思うような発言もみることもあり、非常に残念な気持ちになります。
投資 一問一答
NISAやiDeCoなどの影響もあり、日本でも投資をすることがだいぶ一般的になってきたと思いますが、それでも日本では投資をしていない人がほとんどです。
こういう方は本を読んだり、勉強をするのが基本的に嫌だと思うので、なぜ投資をしないといけないのか?など、家族や友人に聞かれた時の感覚で、多少誤解を生む可能性はありますが、一問一答形式で(長い説明は読まないと思うので)、超シンプルにまとめました。
Q1:なぜ投資をしないといけないの?
A1:従来のモデル(勤労+貯金)では、今の現役世代は生きていけないから。
Q2:どうやって投資するの?
A2:証券会社に証券口座を開設して投資する。
Q3:どの証券会社がおすすめ?
A3:SBI証券。少額しか投資できない&楽天経済圏のヘビーユーザなら楽天証券でも
Q4:口座を作るのに必要なものは?
A4:自分の将来を良くしたいと思う気持ち、マイナンバーカード
Q5:どの口座を作ればいいの?
A5:iDeCo口座、NISA口座を優先で
Q6:何に投資すればいいの?
A6:米国、または全世界のインデックス投資信託
Q7:具体的にはどのインデックスに連動した商品がいいの?
A7:全米はS&P500、CRSPUSトータル・マーケット、全世界はMSCI ACWI
Q8:日本に投資じゃダメなの?
A8:おすすめはできない
Q9:なぜ日本への投資はおすすめできないの?
A9:年寄り優遇の国で成長が期待できないから
Q10:投資はギャンブルではないの?
A10:ギャンブルではない。ギャンブルは投機。
Q11:小額投資でも意味あるの?
Q11:ある。時間をかけた複利の威力は絶大、大概の人の稼ぐ力を凌駕する。
Q12:投資は一部の金持ちがやることでしょ?
Q12:そう思っているうちは、貴方は一生働き続けるしかありません。
Q13:投資を成功させる秘訣は?
A13:時間。なので若い人ほど有利です。
Q14:もう50歳です。今からでは遅くないですか?
A14:死ぬまでに10年以上はあるので遅くない。51歳で死ぬなら不要です。
Q15:投資は難しくないの?
A15:これからの日本で生き抜くことに比べたら、屁でもない。
Q16:投資したくなってきた。何から勉強すればいい?
A16:初心者用の本を何冊か買って、わからないことはググる
Q17:YouTubeで勉強するのはどう?
A17:自分にとって何が大事な情報か、正しい情報かを判断できるなら有益なツールになりえる。
Q18:投資の才能は必要では?
A18:ここまで読んだあなたは十分あります。
・年金なんて自分が受け取る頃には期待できない、
・増えるのは税金と将来への不安ばかりで給料は全然増えない、
・人生なんてぶっちゃけ親によってほぼ決まるだろ、
・遺産が億単位とか人生舐めてんのか、
・イケメン/美人だと何でも認められる、美貌格差酷すぎね、
などなど・・不平不満を言い始めたらきりがありませんが、いくらいったところで状況は何も変わりません。
自分ができることをやる、そして投資は誰でもできます。思い立ったら吉日です。
2022年の投資計画
2022年になりましたので、今年の費用計画をたてました。
2022年費用(支出)計画
今年は以下のような割り振りになる予定です。
投資(インデックス投資)と貯蓄などに50%程度を振り向ける予定です。
投資先比率
投資先比率(投資や貯金に振り向ける費用の割り振り率)は以下の予定です。
投資比率 -2022年 | 比率 |
先進国(米国除く) | 6.4% |
米国 | 79.0% |
新興国 | 2.6% |
コモディティ(ゴールド・仮想通貨) | 2.3% |
年金保険 | 4.5% |
現金資産(財形含む) | 5.1% |
拠出合計 | 100% |
・先進国
MSCIコクサイの米国を除いた部分への投資比率です。MSCIコクサイなので日本は含まれません。私は企業型DCなのですが、選択できるメニューで米国だけに投資するメニューがないので、MSCIコクサイのインデックス投信に投資しています。あと、MSCI ACWIの先進国分も含んでいます。
・米国
S&P500(SBI・V・S&P500などの投信)、NASDAQ100(eMAXIS NASDAQ100投信)、CRSPUSトータル(SBI・V・全米株式)です。MSCIコクサイ、MSCI ACWIの米国分も含んでいます。米国の割合が高くなりますが、今の世界情勢では米国一強だと思うので仕方ないです。
・新興国
MSCI ACWIの新興国分と個別に投資しているインドの分の比率です。新興国の割合をもう少し増やしたい気がしますが、昨今の中国の動向をみているととても投資する気にはなれないので、割合が低いです。
ゴールドと仮想通貨(今年はビットコインだけ)の分です。ビットコインはボラティリティが激しいので、いまのところゴールドのほうを多めに投資する予定です。
・年金保険、現金資産
年金保険に積み立てている分と貯金額の割合です。年金保険は有事の時に解約予定ですが、それまでは解約しないでおいておきます。解約のペナルティを含めても、自分で運用したほうが効率が良いとは思いますが・・。現金資産はほぼ年金財形分です。
昨年の反省点
資産運用をやっているとだんだん投資が手段から目的に変わってくることがあります。つまり、将来のために必要分をいかにリスクを少なく増やすか?ではなく、どうしたら少しでも増やせるか?と増やす方法を模索し、増やすこと自体が目的になってきてしまいます。
YouTubeやメディアなどでも、○○も増えた!とかが多いのですが、(そのほうが定期的にコンテンツを作成できるので)、他の人と比べても全く意味がありません。今年はここ数年のような好調な相場とはならないという見方が多いですが、自分の目標に向かって計画的にマイルールを守って、淡々と投資を継続していこうと思います。
2021年の資産運用結果
今年2021年の資産運用結果についてです。
今年も米国市場はかなり強かったので、S&P500やVTIなどの全米、全世界のインデックス投資を淡々とされた方は、かなり良い結果だったのではと思います。
年初来パフォーマンスは12/25時点で以下の値になっています。
・S&P500:27.70%
・CRSP US Total Market Index※:25.06%
※全米約4000銘柄で構成される時価総額加重平均型の株価指数です
私も1000万以上資産を増やすことができました。やはり1000万円を超えたあたりから、急激に複利の効果を実感できます。今年の目標値をだいぶ超過することができました。こういう超過は、暴落がきても慌てることなく投資を続けれらる余裕につながるのでとても助かります。
下記のグラフは横軸を3ヶ月ごと(3末、6末、9末、12末と年4回)プロットしています。縦軸が金額(万円)となっています。分かりにくいグラフですみません。
来年の米国はテーパリング完了、利上げも年に何回か予定されているようですし、金融相場から業績相場への移行期となり、昨年や今年のような増加はあまり期待できませんが、投資先と言う意味では、まだまだ米国は最強だと思います。
また、直近のためではなく、将来のための資産構築を目的とした投資ですので、割安で購入できる良い期間と思って、米国を中心に淡々と積み立てていきます。
(銀行に置いておいても全く無意味、むしろ漸減してくだけと思っていますので)
アセットアロケーションについて
わたしのポートフォリオは以下の記事に書いていますが、その前段となるアセットアロケーションについて、ちょっと書いておこうと思います。
アセットアロケーションは難しいです。
他の人のを参考にするのも難しいです。なぜなら、結局は、自分の属性、嗜好を踏まえ、自分の今の状態によって考えないといけないからです。
どのようなアセットアロケーションを組めばよいか?を決める根本的な要素は以下の2点です。
➀リスクをとる能力
➁リスクをとる意欲
➀のリスクをとる能力は、その人の属性によって決まります。
具体的には年齢、年収、ローンの有無、家族構成などです。年齢が若い、年収が高い、ローンがない、独身/Wインカム、とかは比較的にリスクをとる能力が高いとなります。
➁のリスクをとる意欲は、その人の嗜好(思考かな)によって決まります。
具体的には『暴落に耐えられるメンタルがあるか?』とか『時間をかけて着実に!より、リスクをとってでもなるべく時間をかけずに資産を形成したい!』とか、その人の嗜好によって決まる部分です。
アセット・アロケーションは自分の財務状況(➀に含まれますが)によっても変わります。
例えば、年間400万円の生活費が必要な世帯があったとします。
1億円の資産があれば、その年利(一般的に言われる4%ルール)だけで400万円を確保できます。
そのため、この1億円はコストが安いインデックス(S&P500とか全米とか全世界とか)を保有するポートフォリオになるのが定石だと思います。
ですが、仮に資産が10億円あったとします。年間400万円が生活費として必要なのですから、1億円は上述のようにしておき、残りの9億円はどうにでも使えます。この場合、ポートフォリオは10%程度がコストが安いインデックスを保有し、残りの90%はリスクが高い商品(個別株だったり、仮想通貨だったり)に投資することもできます(実際にやるかどうかは別として)。
ポートフォリオだけみると、後者のポートフォリオのほうがリスクはめちゃくちゃ高いですが、自分の生活を守るという意味では、後者のほうがリスクは全然低いです(10億円も資産があるので当たり前です)。
言いたかったのは、他人のポートフォリオを参考にする場合、その人について上記のようなことを全て把握してからじゃないと、あまり意味がないということです。
そしてそれはおそらく本人以外把握できないと思います。全部公開してるかなんて分からないので。
本人の資産はぎりぎりでリスクの高いポートフォリオに見えても、かなりの遺産が入る見込みがあるとか、自宅がかなり資産価値の高い物件で、売ろうと思えば億単位ですぐ売れる物件を保有しているとかだと、実は大したリスクはとってないことになります。(自分の資産を今の数値からどれだけ増やせるか?ゲームの観点ではリスクは高いですが、そんなリスクは自分の生活を守るという意味ではリスクでもなんでもないです。)
なので、人のポートフォリオを単に真似するのではなく、ちゃんと自分を把握して、自分で考えてアセットアロケーションを組み、ポートフォリオを構築しましょう。
前置きがやたら長くなりましたが、これが言いたかったことです。