将来のための投資あれこれ・たまにねこ

リタイア後のための資産形成をインデックス投資を中心にしています

投資準備➁(目標と現状把握)

 投資の必要性を自分なりに腹落ちさせることができたら、次は、投資の目標(目的地)、今の自分の状況(現在地)を知ることが大事だと思いました。

 例えば、どこかに行く場合、目的地、現在地を知らないまま、目的地に向かう人はいませんよね。行き先、現在地が分からないと途中で迷うだけですし。仕事でも何かを成し遂げる場合、ToBe(あるべき姿)とAsIs(現状)を理解し、そのギャップをどう埋めるか?を考えます。投資・資産運用も同じだと思いました。

 

目標(目的地)を知る:

 私の投資目的は、将来、お金に困らないようにするですので、リタイアして仕事をしなくても生活の不安がない資産が必要になりますので、この値を試算する必要があります。具体的には以下のような試算をしました。

 

・将来の年間生活費を試算:

 リタイア後はある程度は余裕のある生活をできるように、今の生活費から各費目(住居費、食費、インフラ費、税金など)を見直し、インフレ率も加味して必要経費を試算しました。試算額は300万円/年となりました。

 

・目標値を試算:

 一般的に言われる年率4%として、目標値は300万円×(25年+1.5)=7950万円としました。年間生活費の試算額(300万円)に1.5を掛けた分をプラスしているのは、1年半分の現金をもつためです。ざっくり8000万円が私の目標値となります。

 

 今の自分の状況(現在地)を知る:

 今後の支出、手取りを試算し、毎年どの程度、投資に回せるのか?を試算しました。収入だけでなく自分の支出を正しく把握することは投資をする前に必ずしておかなければならいと思います。無理のない程度に節約をすることで、手取りの約70%を投資に回すことにしました。無理をすると続かないですし、リタイア後のために今の生活の満足度をさげるのは本末転倒ですので、あくまで無理のない範囲で投資することにしています。

そして、年利を4%とし、想定される年金、DC(確定拠出年金)などを加味して、だいたい何年でリタイアできるか試算しました。

想定通りいかない部分もあると思いますが、先(いくら必要で、いつくらいに達成できるのか?)が見えると、将来の不安はほとんどなくります。

 

 ざっくりでも、自分の目標額、現状を把握し、将来の見通しがたつと、その後の投資戦略が立てやすくなりますし、投資の軸もブレませんので、面倒かもしれませんが、一度、計算するのはおすすめです。20代、30代の方とかは不確定要素も多いので、難しいかもしれませんが、40代、50代の方などはある程度試算できると思います。

 ちなみに、私は将来の試算は年金、税金、インフレ上昇率、資産の切り崩しなどすべて加味して計算しています。ここまでやると将来のお金に対する不安はほぼなくなります。

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